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【きっかけ】
2001年のカナダ、原子力発電所を一ヶ月に一基ずつ建設するというブッシュ大統領の政策に反対する「自主停電運動」が起こりました。「この運動を日本でもやってみよう。」そう思ったのが始まりでした。
【キャンドルを灯そう】
ところが、実際に真っ暗にしたところ、子どもたちが驚いて泣いてしまいました。そこで、電気を消すかわりにキャンドルを灯してみました。「あたたかいろうそくの灯りの中で過ごす時間はとても心地いい。」
こうしてキャンドルナイトが生まれました。
【100万人】
運動というとちょっとかたくるしい。もっと多くの人が、気軽に参加することができるようにしよう。一人一人が生活の中のひととき、あたたかで他者や世界を思いやれる時間を持てるようにしよう。
いつか、日本でもカナダでも、そして世界中の人たちが、夏至の夜にろうそくの灯りで過ごしてくれたら、宇宙から見た地球には、あたたかなくらやみのウェーブが広がるでしょう。そう願って、100万人のキャンドルナイトという名前をつけました。
【夏至と冬至】
いっせいに電気を消す火は、いつだろう。地球のことを考える「アースデイ」?平和を願う「終戦記念日」?
私たちは、国々の文化や社会事情といった人間の都合で決められた記念日ではなく、地球のどこにいてもみんなに共通でやってくる日にしようと思いました。
主義や主張、立場や国籍の違いを超えていきたい。
そう願っています。

【からっぽの時間】
大声をあげて「断固反対!!」キャンドルナイトは、そんな風に無理しません。テレビや部屋の照明は消しても、ラジオが聞いてたっていいし、ケータイで誰かと話したっていい。 ただ、普段の暮らしの中から過剰な電飾をなくして、自然の光だけで過ごしてみる。あとは自由。家族とちゃんと話してみたり、恋人といつもはできない平和の話をしたり、みんなで世界の未来のことをマジメに考えてみたり。
なにをするかは自分次第。わたしたちはそれを、からっぽの時間と呼んでいます。


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