2007.12.20 Thu
こどもがつくるキャンドルナイト

冬至まであと2日となりました。今年の冬至、みなさんはどんなキャンドルナイトを過ごす予定ですか?
登録されているイベントは、383件になりました。
夏至から冬至にかけて登録されたイベントを眺めると、地域でのキャンドルナイトや幼稚園など様々なところで、こどもと一緒にキャンドルナイトをやろうという取り組みが実施されています。

例えば、今年の夏至、キッザニア東京 では、「100万人のキャンドルナイト」が開催されました。キッザニアは、こどもが主体となって仕事体験ができる施設として知られていますが、仕事体験するだけの場ではなく、環境も学べるキッザニア・エコ・プロジェクトの取り組みが行われており、その一環としてこどもが主体となったキャンドルナイト・イベントが開催されました。
こどもが主体となったキャンドルナイトでは、どんな楽しいことが起こっているんだろうと、そんな思いから、お話しを伺ってきました。今日はそのレポートです。

今年の夏至、6月22日から24日にキッザニア東京で催された「100万人のキャンドルナイト2007 夏至~でんきを消してスローな夜を~」には、キッザニア東京の街をよりよくするために定期的に集まって会議をしているこども議会のメンバー約30人が、イベントのプランニングから実施まで関わりました。

というのも、キッザニアはあくまでもこどもの国。こどもの街、キッザニア東京の中での取り決めは、「こども議会」という組織に所属するこどもたちが行っているのです。

こども議会のメンバーは、100万人のキャンドルナイト、スローライフについて学び、環境にやさしい蜜蝋のキャンドルを制作しました。こどもからは「はちみつからキャンドルができるなんて、しらなかった。」というような声も聴かれたそうです。こどもたちが制作した300本のキャンドルは、イベントで、中央広場のモニュメントにCandle JUNEさんのキャンドルと一緒に並べられ、施設の電気をこどもたちのかけ声で消灯すると同時に、キャンドルを点灯しました。キッザニアで体験できる新聞記者やカメラマンの仕事を体験していたこども達は、特ダネとして取材を行いオリジナル新聞を制作しました。

後日、イベントを通じてキャンドルのよさをあらためて感じ、家でキャンドルナイトをやってみました、というフィードバックも届いたそうです。

>>キッザニアのウェブサイトでも、イベント報告の詳細がされています。
http://kidzania.jp/project/gi_report008.html


朝日新聞出展の「新聞社」パビリオンで、キャンドルナイトのニュースをこどもが制作

「キッザニアでは、大人たちは、徹底的にこどもをサポートする側に廻ります。こどもたちが主体的にかかわることで、結果的にいいものができていくと思うので、プログラムの開発や単発のイベントを企画する段階から、常にこどもを中心に考えています。キャンドルナイトでは、来場者の親子さんも、数十秒や数分の間でも、ろうそくの火をじっくりみつめることで、ゆっくりってなんかいいよねと、スローな時間の魅力を感じてもらえたのではないかと思います。」と、キッザニアのこども議会をプロデュースしている、企画部部長の油井さん。

 
 キッザニアでは、環境省のチーム・マイナス6%とパートナーシップを組み、スポンサー企業の協力のもと、こども達の体験に環境意識を高める要素を盛り込んだ「エコ・アクティビティ」を展開しています。ヤマト運輸出展の宅配センターでは実社会でも利用されている「車の代わりに台車を使う仕組み」を導入していたり、大和証券出展のパビリオン、ビジネス・スクールではこどもたちが「エコ定規」の開発をするなど、実施しているエコ・プロジェクトは、現在12パビリオン。仕事体験をするプログラムの中に地球温暖化というテーマをとり入れ、将来に向けてどんな対策をしたらいいのかということを考えさせる様なプログラムを提供しています。
中には、このような環境プログラムのあるパビリオンに特化してキッザニアにきたい、というこどももいるそうです。


「キッザニアが一つのプラットフォームとなり、面白い、社会を変える様な仕掛けをしたい。親に直接啓蒙を働きかけて行動にうつさせるのは難しいけど、自分のこどもが積極的に取り組んでいると、親もそれを見習おう、というようになりますよね。こどもが環境を考えるきっかけを提供することで、家庭や学校にも影響を及ぼすことができるのではないかと思います。」
と、油井さん。


参加するこどもだけでなく、親や企業など、様々な主体が「考えるきっかけ」を提供している、キッザニアの取り組みを聴かせていただきながら、「感動こそ知識だ」という宮沢賢治さんの言葉を思い出しました。
今年、冬至に向けて登録されたイベント数は、冬至の開催では過去最高のイベント登録数になります。企業や環境省の呼びかけだけではなく、ひとりひとりの楽しかったねという感動やあらたな気づきが、また次もやってみよう、という思いや知識となり、5年間のキャンドルナイトを支えているのではと感じました。
今年の冬至、みなさんも、あらたな気づきをみつけてみてくださいね。
こどもがいるかたは、ぜひこどもと一緒に、でんきを消して、スローな夜をたのしんでみて下さい。

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